Coupangは2月27日、2025年10〜12月期の営業利益が115億ウォン(800万ドル)だったと発表した。前年同期比97%減と大幅な減益で、個人情報流出の影響が売上成長率やアクティブ顧客数、Wow Membership、収益性に及んだとしている。一方、通期では売上高が49兆1197億ウォン、当期純利益が3030億ウォンとなり、純利益は過去最高を更新した。
10〜12月期の営業利益は、前年同期の4353億ウォン(3億1200万ドル)から大きく縮小した。当期純損益は377億ウォンの赤字(2600万ドル)で、前年同期の1827億ウォンの黒字(1億3100万ドル)から一転して最終赤字となった。
同四半期の売上高は12兆8103億ウォン(88億3500万ドル)で、前年同期の11兆1139億ウォンから11%増加した。固定為替ベースでは14%増だった。売上高は前四半期の12兆8455億ウォンをやや下回った。
ドル建て金額は、2025年10〜12月期の平均為替レートである1ドル=1449.96ウォンで換算した。
事業別にみると、プロダクトコマースの10〜12月期売上高は10兆7413億ウォン(74億800万ドル)で、前年同期比8%増、固定為替ベースでは12%増だった。プロダクトコマースには、Rocket Delivery、Rocket Fresh、Rocket Growth、マーケットプレイスが含まれる。
Farfetch、台湾事業、Coupang Eats、Coupang Playなどの成長事業は、10〜12月期売上高が前年同期比32%増となった。一方、成長事業の調整後EBITDA損失は4349億ウォン(3億ドル)で、前年同期の1646億ウォンから赤字幅が拡大した。
2025年通期の営業利益は6790億ウォン(4億7300万ドル)で、前年から8%増加した。営業利益率は1.38%と、前年の1.46%を下回った。
通期売上高は49兆1197億ウォン(345億3400万ドル)で、50兆ウォンには届かなかったものの、前年の41兆2901億ウォン(302億6800万ドル)から14%伸びた。当期純利益は3030億ウォン(2億1400万ドル)となり、前年の940億ウォン(6600万ドル)から3倍超に拡大した。
通期の部門別売上高は、プロダクトコマースが42兆869億ウォンで前年から11%増加した。成長事業は7兆326億ウォン(49億4200万ドル)で、前年から38%増、固定為替ベースでは40%増だった。
顧客指標では、10〜12月期のプロダクトコマースのアクティブ顧客数は2460万人となり、前年同期の2280万人から8%増加した。アクティブ顧客は、四半期中に商品を1回以上購入した顧客を指す。一方で、前四半期の2470万人からは10万人減少した。
Coupangは、個人情報流出問題について「2025年12月以降、10〜12月期の売上成長率、アクティブ顧客数、Wow Membership、収益性に悪影響を及ぼしたと推定している」と説明した。その上で、「足元の成長率への影響は落ち着きつつあり、2026年1〜3月期から回復傾向を示している」としている。