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米サンフランシスコのスタートアップt54 Labsが、シードラウンドで500万ドルを調達した。自律型AIエージェント向けに、本人確認や与信、リスク管理を担う金融インフラの開発を進める。米The Blockが25日(現地時間)に報じた。

出資はAnagram、PEAL Capital、Franklin Templetonが共同で主導した。Ripple、Virtuals Ventures、Blockchain Coinvestors、ABCDEも参加した。

t54 Labsは2025年1月設立。個人や企業に代わって自律的に取引を行うAIエージェント向けに、本人確認、検証、コンプライアンス対応のツールを開発している。同社は、AIエージェントが決済開始や取引執行を自律的に担う時代が近づく一方で、真正性の確認や、問題発生時に責任の所在を追える標準的な仕組みが整っていないと説明している。

同社のプラットフォームは4つの機能で構成される。第1は「Know Your Agent」と呼ぶ本人確認機能。第2は、資金移動前に不審な活動を検知するリアルタイムのリスク管理システム。第3は、検証済みの本人情報、リスクスコア、取引履歴に基づいてAIエージェントに与信枠を提供する機能だ。第4は、本人確認、リスク管理、精算を単一システムに統合し、企業による自律型エージェント運用の複雑さを抑える仕組みとしている。プラットフォームはXRP Ledger、Solana、Baseなど複数のブロックチェーンネットワークに対応している。

また、t54 LabsはCoinbaseが開発したx402エージェント決済プロトコル向けに、オープンソースのトラストレイヤー「x402-Secure」も開発した。

最高経営責任者(CEO)のチャンドラー・ファン氏は、「ブロックチェーンは、決済と責任の所在を記録・追跡する基盤として機能する」としたうえで、「AIエージェントには、プログラマブルで監査可能な金融インフラが必要であり、ブロックチェーンはその要件に適している」と述べた。

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