Wert Intelligenceは2月26日、特許・科学技術データを活用したAIリサーチプラットフォーム「keywert Insight」の提供を開始したと発表した。
keywert Insightは、自然言語で指示するだけで、技術探索、競合分析、市場動向の把握、レポート作成まで行えるのが特徴だ。世界106カ国の特許データを基盤とし、単純なキーワード検索ではなく、技術の文脈や類似概念を踏まえて調べられる意味理解ベースの検索方式を採用した。
中核となるのは、特許1億7000万件、特許文書2500億点、特許図面16億枚を学習した、特許に特化したAIモデル「PlutoLM」だ。特定技術を調べる際には、類似する技術概念や専門用語もあわせて認識し、関連技術や成長分野、主要企業を総合的に抽出できるという。特許データに基づく分析基盤を活用することで、技術リサーチで生じ得る分析の偏りやハルシネーションを最小限に抑えたとしている。
従来、特許データは法律用語や技術用語を中心に記載されるため、特許の専門家ではない研究者や戦略部門の担当者にとっては扱いにくかった。Wert Intelligenceは、keywert Insightによってこうした利用障壁を下げ、技術分析や意思決定にかかる時間の短縮につなげたい考えだ。
ユン・ジョンホCEOは「企業に必要なのは、より多くの情報ではなく、より速く正確な技術判断だ」と述べた。その上で、「R&D部門やIP部門が有望技術をより迅速に発掘し、先手を打って技術を確保できるよう支援する」とコメントした。
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