XLAITは2月26日、リアルタイムAI通訳・翻訳ソリューション「EventCAT」の大学市場向け展開を本格化すると発表した。講義やセミナーでの多言語リアルタイム字幕に加え、新入生オリエンテーションや国内外の入学説明会、オンライン・オフラインでの相談対応など、大学現場での活用範囲を広げる。
同社は2026年から、留学生の募集からキャンパス生活の支援まで、大学におけるコミュニケーション支援全般で「EventCAT」の導入を進める方針だ。
競争力としては、専門家による選別データを20年以上にわたって蓄積し、学習に活用した自社開発AIエンジンを挙げる。あわせて、長文を意味のまとまりごとに連続処理するチャンク分割技術と、分野別の専門用語を事前学習した「用語集」も強みとする。
導入を予定する大学に対しては、学術翻訳の専門家とAIエンジニアで構成する専任チームを配置する。主要な専門科目に対応するオンボーディングを進めるほか、科目別の用語集構築も支援する。
さらに、運用データの分析を踏まえ、学部単位での展開も視野に入れる。グローバルキャンパスに向けた基盤整備を加速する考えだ。
キム・ヨンフン代表は「留学生が25万人規模となるなか、キャンパス内の言語の壁は単なる不便ではなく、教育機会の格差につながる」とコメントした。その上で「EventCATを通じて、講義や講演、キャンパス生活全般におけるコミュニケーションの障壁を下げ、より多くの教育機関との協力を広げていく」と述べた。
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