韓国電子通信研究院(ETRI)本館。写真=ETRI

韓国電子通信研究院(ETRI)は26日、スペイン・バルセロナで3月2日に開幕する「MWC 2026」で、次世代通信分野の主要研究成果6件を公開すると発表した。AIベースの6Gコアネットワーク、AIネイティブの無線伝送、低軌道衛星通信、インテリジェント透明RISなどを披露する。

出展するのは、AIベースの6Gコアネットワーク、AIネイティブの6G無線伝送技術、次世代低軌道衛星通信、インテリジェント透明RIS、AI活用基地局技術、実空間と仮想空間を融合する技術の6分野だ。

このうち「インテリジェント・サービス・プログラマブル・モバイルコアネットワーク」は、6G時代の中核インフラとして位置付ける技術。AIがネットワークを自律的に学習・制御する自律型6Gコアネットワークの実現を目指す。ETRIは、セッション処理効率を従来比40%高め、6Gコアインフラの基盤を整えたとしている。

無線伝送分野では、約1000個のアンテナ素子を高密度に集積した「超多数アンテナ多入力多出力送受信(E-MIMO)システム」を紹介する。5Gで利用してきた3.5GHz帯の基地局設置場所をそのまま活用しつつ、7GHz帯で5G比10倍の容量を実現できるという。

AI活用基地局分野では、AIが無線信号をリアルタイムで解析し、信号のゆがみや雑音を補正する「ニューラルレシーバー」を展示する。あわせて、基地局内部にAIモジュールを搭載し、トラフィック予測によって消費電力を抑えるOpen RAN技術も披露する。

このほか、窓や壁面に設置できる「インテリジェント透明RIS」も公開する。RISは、メタマテリアルベースの小型構造体を表面に配置し、電波の反射・透過・吸収を制御する技術。可視光の透過率を維持しながら電波の反射や屈折を制御でき、建物の外観を損なわない点を特徴として打ち出す。

さらに、地上通信網と低軌道(LEO)衛星を連携させる次世代衛星通信技術や、現実空間と仮想環境をリアルタイムで接続する超高現実感VR技術も紹介する。ETRIは、MWC 2026を機にグローバル協力と技術交流を広げる方針だ。

ETRIのパン・スンチャン院長は「MWC 2026は、研究陣の次世代通信技術の競争力を世界に示す重要な舞台だ」としたうえで、「継続的な研究開発とグローバル協力を通じて、未来ネットワークとデジタル革新を主導していく」と述べた。

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