Galaxy S26シリーズ(写真=Samsung Electronics)

Samsung Electronicsは26日(現地時間)、米サンフランシスコで「Samsung Galaxy Unpacked 2026」を開き、スマートフォンの新機種「Galaxy S26」シリーズを発表した。AI機能を前面に打ち出したフラッグシップモデルで、NPU性能を最大35%高めたほか、2億画素メインカメラの受光量を前モデル比で47%向上させた。

発表したのは「Galaxy S26」「Galaxy S26 Plus」「Galaxy S26 Ultra」の3機種。ノ・テムン代表取締役社長はイベント後の記者懇談会で、S26シリーズで前作の販売実績を上回り、モバイルAI分野でのリーダーシップを強化したい考えを示した。

同社は同日、メディア向けブリーフィングも実施した。S26シリーズについて、過去最高水準の性能とカメラシステム、進化したAIを組み合わせ、誰でも使いやすいAIフォンに仕上げたと説明した。2026年までに10億台以上のGalaxy端末にAIを搭載する目標も改めて示した。

S26シリーズには、Galaxy向けに最適化した専用プロセッサを搭載する。AI処理を担うNPU性能は最大35%向上し、オンデバイスAIや大規模言語モデル(LLM)ベースの機能をより高速に動かせるようにした。GPU性能も19%高め、高負荷のゲームやマルチタスク時の快適性向上を図った。S26 Ultraでは、新たなベイパーチャンバー構造と熱伝導素材を採用し、長時間の高負荷作業でも安定した性能を維持できるとしている。

カメラ機能も強化した。S26 Ultraの2億画素メインカメラは前モデル比で受光量を47%、5000万画素の望遠カメラは37%増やした。暗所でもディテールや色再現性を高められるという。低照度環境での動画撮影に対応する「ナイトグラフィー」ビデオ機能も新たに追加した。

写真編集では「Photo Assist」を強化した。自然言語の指示を認識し、例えば「この写真を夜の写真に変えて」と入力すると、Galaxy AIが元の雰囲気を保ちながら夜景風に編集する。ギャラリーでユニフォームの写真を選び、「この服を着せて」と入力すれば、その服を着せた画像に自然に加工できる。編集履歴の保存にも対応し、過去の状態に戻して作業をやり直せる。

AI支援機能の中核には「Now Assist」を据えた。会話の文脈を理解し、必要な情報を先回りして提案する機能だ。友人とのメッセージで予定を決める際には、カレンダーの予定を自動で呼び出し、重複の有無を知らせる。「Auto Briefing」は、ユーザーが直接登録していない予定でも、メールや通知を分析して一覧表示する。

「Automated App Action」は、音声コマンド1つで複数の操作をまとめて実行する。例えば「ソウル駅までのUberを呼んで」と話しかけると、GeminiがUberアプリを開き、目的地の検索から利用可能な車両の確認まで進める。ユーザーは最終確認ボタンを押すだけでよいという。「Circle to Search」も改良し、画像内の複数の要素を同時に認識して検索結果を表示できるようにした。

セキュリティ機能も拡充した。「Privacy Display」はピクセル単位で画面を制御し、正面以外からは内容が見えにくくなる。上下左右の4方向に対応し、横向き表示でも横からののぞき見を防ぐ。「Call Screening」は、知らない番号から着信があった際にGalaxy AIが先に応対し、発信者と用件を確認する機能だ。迷惑電話と判断した場合はAIが通話を終了し、迷惑電話でない場合は内容を要約して表示した上で、ユーザーが接続するかどうかを選べる。

S26 Ultraについては、歴代のUltraシリーズで最薄のデザインを実現したとしている。充電は約30分で75%まで可能という。Samsung Electronicsは、一部で値上げがあったものの、韓国での販売価格は主要市場と比べても競争力のある水準に維持したと説明した。

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