Woori Financial Groupは2月26日、全羅北道特別自治道で資産運用、銀行、保険を軸とした金融基盤の拡充に乗り出すと発表した。政府の「5極3特」均衡発展政策に対応し、グループ会社の拠点整備や人員増強を進めるほか、フィンテック支援や地域向け資金供給、社会貢献事業もあわせて展開する。
同社は、ベンチャー創業支援プログラム「DINNOLab」の運営、企業金融の供給、「Goodwill Store」の拡大などを通じ、全羅北道で金融支援と社会貢献の両面から取り組みを進める方針だ。
全州では、現在約200人の人員を、Woori Asset Managementなどグループ会社の拠点設置を通じて300人超に増やす。Woori Asset Managementは全州事務所を開設し、現地人材を採用して国民年金公団との連携を強化する。あわせて、全羅北道の大学生向けインターンシッププログラムも運営する。
全羅北道で13店舗を展開するWoori Bankは、企業金融に特化した「全北BIZプライムセンター」を新設する。中小企業向けに融資や経営コンサルティングを組み合わせた金融サービスを提供する。
Tongyang Life InsuranceとABL Life Insuranceは、専属の営業人材を中心に現地採用を拡大する計画だ。Woori Credit Informationも全州営業所を新設し、債権管理サービスを広げる。
フィンテック分野では、「DINNOLab」を通じて全羅北道のスタートアップを発掘・育成する。2025年3月に開設した「DINNOLab全北センター」と自社ベンチャーファンド「DINNOLabファンド」を連動させ、投資支援を進めている。2025年には7社を選定しており、2026年は3月5日まで第2期の募集を受け付けている。
また、全羅北道の中小企業と小規模事業者を対象に、2030年までの5年間で約1兆6000億ウォン規模の資金を供給する計画も示した。Woori Bankは、全羅北道信用保証財団への出捐などを通じて保証書付き融資を拡大し、「Woori地域先導企業ローン」などの商品を展開する。
社会貢献では、「Goodwill Store(寄付物品販売事業所)」を追加で設立し、障害者雇用を拡大する。「Woori街の善良な店」事業も、全羅北道で9カ所から24カ所へ増やす計画だ。
Woori Financial Groupの関係者は、国民年金公団が所在する全州に資本市場の拠点を確保することは、同グループの資本市場競争力の強化につながるとの認識を示した。その上で、全羅北道で金融基盤を整備し、地域の均衡発展と経済活性化に貢献していく考えを示した。