韓国人工知能・ソフトウェア産業協会(KOSA)は2月25日、韓国科学技術持株(KST)やKground Venture(KGV)など、海外投資機関を含む30を超える投資機関と「AI+X投資機関協議会」を正式に発足したと発表した。
KOSAによると、韓国のAI投資は、大企業や有名企業、一部企業に偏りやすい構造に加え、政府資金の投入後に民間ファンドを組成するまで時間を要するという課題を抱えている。世界的なAI競争が激化するなか、こうした構造では迅速かつ実効性のある成果創出に限界があるとみている。
こうした問題意識を踏まえ、協議会は、スタートアップを中心とした迅速な投資執行、産業別の導入先まで視野に入れたフルスタックのAXプロジェクト投資、基盤技術と知的財産(IP)に基づく事業段階全体を見据えた投資とスケールアップ支援を中核戦略に据える。
運営面では、政府の政策資金、公共の技術事業化組織、民間投資機関の機能を結ぶ官民連携型のAX投資プラットフォームとして展開する。発掘したAXプロジェクトの実際の産業現場への適用を後押しするとともに、韓国内に蓄積されたIPのグローバル市場進出も体系的に支援する方針だ。
資金面では、民間主導・政府支援の枠組みでAXファンドを段階的に組成する計画。AX1号ファンドを皮切りに、毎年1000億ウォン(約110億円)以上の組成を目指す。
KOSAのチョ・ジュンヒ会長は「AIが全産業の付加価値を左右する『AI大転換』の時代に急速に入りつつある。AX投資エコシステムの活性化において果たす役割は極めて大きい」と述べた。
その上で、「ワールドクラスのAIユニコーンを輩出するには、民間が主導し、政府が支える官民連携の投資エコシステム構築が急務だ」と強調。「民間の推進力と政府政策を結び付けるため、AI+X投資機関協議会と協会が積極的に取り組む」と語った。