HPは25日(現地時間)、2026年度第1四半期(1〜3月)決算を発表した。売上高は市場予想を上回ったものの、メモリ価格の急騰を受けて通期利益は従来ガイダンスの下限付近にとどまる見通しを示した。これを受け、同社株は時間外取引で6%超下落した。米SiliconANGLEが報じた。
1〜3月期の売上高は144億4000万ドル、1株利益(EPS)は81セントだった。市場予想の売上高139億4000万ドル、EPS77セントをいずれも上回った。
一方、純利益は5億4500万ドルと、前年同期の5億6500万ドルから減少した。
通期の利益見通しについては、EPS2.90〜3.20ドルのレンジを据え置いた。ただ、カレン・パークヒルCFOは、メモリチップ価格の急騰を背景に、実績はレンジ下限に近づく見通しだと説明した。
株価はこの見方を嫌気し、時間外取引で6%超下落した。年初来では18%安、過去12カ月では48%下落している。
背景には、AI向けデータセンター需要の拡大に伴うメモリ需給の逼迫がある。HPは、当四半期のメモリ価格が前四半期比でほぼ2倍に上昇すると見込んでいる。
同社は影響を抑えるため、PCの値上げに加え、より低コストの調達先の確保やメモリ構成の見直しを進める方針だ。パークヒルCFOは「コスト上昇への対応には慣れている」と述べ、対応に自信を示した。
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