11stは2月25日、2025年の営業赤字が396億ウォンとなり、前年に比べ47%縮小したと発表した。主力のオープンマーケット事業は通期で黒字化した。
SK squareの開示資料によると、2025年10〜12月期(第4四半期)の営業赤字は109億ウォンで、前年同期比53%縮小した。営業赤字の改善は11四半期連続。第4四半期の売上高は19%減の1088億ウォンだった。
同社は、主力のオープンマーケット事業の収益改善を背景に、3年連続で赤字幅の縮小を実現したとしている。
オープンマーケット部門は2024年3月から2026年1月まで、23カ月連続で営業黒字を維持した。直接仕入れ型のリテール事業も、物流運営の効率化を進めたことで、通期の営業赤字を前年の約半分に圧縮した。
11stは構造改革を進めながら、収益性を重視した経営を継続した。中でも、食品や日用品など購入頻度が高く再訪につながりやすい高収益カテゴリーの強化に注力したという。2025年5月に立ち上げた買い物特化型の統合専門館「マートプラス」は、購入客数、出店事業者数、商品数を着実に伸ばし、2025年末時点の累計購入客数は320万人、累計販売数は900万個を超えた。
無料会員プログラム「11stプラス」の累計会員数も、同年末までに130万人を突破した。
配送サービス「シューティング配送」は2025年、首都圏で年中無休の当日配送、全国で翌日配送の体制を構築した。フルフィルメントサービス「シューティングセラー」の取扱量も前年比226%増と大きく伸びた。
同社は2026年、事業の中核となる顧客と販売者の獲得に一段と力を入れ、成長戦略を本格的に進める方針だ。直近3カ月の新規会員数は、マーケティング強化の効果で前年同期比約20%増となった。
今後は無料会員サービス「11stプラス」を強化するとともに、SK planetの「OKキャッシュバック」との連携を通じて成長基盤を固める。2026年上期には、中国の電子商取引大手JD.comと協業し、逆越境ECサービスを開始する予定。国内販売者の海外展開を支援し、新たな成長機会の創出につなげる考えだ。AIを活用した商品登録の自動化も進め、販売者の利便性向上を図る。
パク・ヒョンス社長は「収益性重視の経営で強化した事業基盤を土台に、顧客と販売者の流入拡大と活性化に経営資源を集中し、成長ロードマップを着実に実行していく。継続的な収益性の改善につなげたい」とコメントした。