Meritz Securitiesは2月25日、新技術金融会社のAFWP(AFW Partners)と共同で新技術事業投資組合を設立し、水素燃料電池企業MicoPowerに400億ウォン(約44億円)を出資したと発表した。
Meritz Securitiesにとっては、2026年初のリスクマネー供給案件となる。投資先には、12大国家戦略産業の一つに位置付けられる水素産業のバリューチェーンで中核的な役割を担う企業を選んだ。
MicoPowerは、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の全工程にわたる中核技術を保有する韓国唯一の企業という。
SOFCの商用化を可能にする中核技術を持つ企業は、世界でもBloom Energyなど約5社にとどまるとされる。韓国ではMicoPowerが唯一だとしている。
直近では、韓国で初めて発電用SOFC設備の国産化認証を取得した。政府主導の再生可能エネルギープロジェクトにも相次いで参画している。
今回の投資は、Meritz Securitiesの新技術金融チームが主導した。同チームは2018年2月の初回ファンド組成以降、市場へのリスクマネー供給を担っており、累計運用資産(AUM)は8685億ウォンに達する。
Meritz Securitiesの関係者は、これまでにFuriosaAIやSemiFiveなどのAI企業のほか、ImmunOncia、SimTech、NEOSEMなどバイオ、素材・部品・装置分野の企業に積極投資してきたと説明。その上で、「今回の投資を通じて、国家戦略産業である水素産業にもリスクマネーを供給し、投資領域を段階的に広げている」と述べた。