写真=LG U+とOpenAIの協業の様子(LG U+提供)

LG U+は2月25日、世界最大級のモバイル関連展示会「MWC26」で、OpenAIの技術を活用して開発した次世代AICCソリューション「Agentic AICC」を披露すると発表した。顧客の発話意図や文脈を踏まえた自律応対に加え、対応の優先順位や手順を判断するプランニング機能を備えるのが特徴だ。

Agentic AICCは、LG U+とOpenAIが2025年7月にAICC分野で締結した戦略的業務協約の成果だ。協約締結後は、OpenAIのエンジニアも技術支援に加わり、大規模言語モデル(LLM)の応答速度の最適化と応対精度の向上に取り組んできた。

LG U+は2025年に「Agentic Callbot Standard」を発売している。Agentic AICCはその上位モデルに位置付けられ、単純な受け答えにとどまらず、AIが自律的に判断して行動するエージェントとして機能できるよう設計した。

従来のルールベース型のように、あらかじめ定義したシナリオに沿って回答するのではなく、OpenAIのLLMを基盤に顧客の発話意図や文脈を分析し、応答を生成する。利用者は定型表現に縛られず、日常的な言葉で問い合わせできるとしている。

対話の途中で問い合わせ内容が変わった場合や、複雑な要請があった場合でも、会話の流れを維持したまま対応できるという。例えば料金に関する問い合わせの後、そのままサービス変更を依頼するケースでも、連続した応対が可能だとしている。

あわせて、対応の優先順位や手順を判断する「プランニング(Planning)」機能も適用した。応対文脈を動的に管理する技術により、AIが顧客の要請を分析して対応計画を組み立て、誤情報の生成(ハルシネーション)を最小限に抑えるとしている。

MWC26では、「自己進化(Self-Evolving)」のコンセプトも紹介する。LG U+は、顧客の反応や問題解決の結果を学習データに変換する「フィードバックループ(Feedback Loop)」を通じて、システムを継続的に高度化していると説明した。

これにより、応答エラーを継続的に修正し、モデルの改善につなげる。会場ブースでは、このコンセプトを適用した「デジタルヒューマン」相談員を配置し、関連技術のデモも実施する予定だ。

LG U+でエンタープライズAI事業グループ長(常務)を務めるアン・ヒョンギュン氏は、「今後もグローバルパートナーシップと自社のAI技術力を融合し、顧客と企業の双方に実質的な価値を提供する革新プラットフォームを継続的に提供していく」と述べた。

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