Amazon Web Services(AWS)は、ソーシャルメディア向けライブ配信に対応したAI動画変換ツール「AWS Elemental Inference」を発表した。横長の動画を自動解析し、TikTokやInstagram Reels、YouTube Shorts向けの9:16の縦型動画へリアルタイムで最適化できるという。SiliconANGLEが24日(現地時間)に報じた。
従来、放送映像は横長フォーマットで制作されるケースが多い一方、ソーシャルメディアでは縦型表示が主流となっている。このため、クリエイターや配信事業者は別途編集作業を求められることが多かった。AWSは、同ツールによってリアルタイム変換を可能にし、編集にかかる時間を大幅に減らせるとしている。
「AWS Elemental Inference」は、映像内の人物を追跡し、重要な動きやアクションを強調したうえで、9:16比率の縦型動画へ自動変換する。主要シーンを捉えた縦型映像を、そのままソーシャルメディア向けに配信できるのが特徴だ。
AWSによると、放送事業者やコンテンツ制作者は、既存の映像制作・配信基盤を変更することなく、AIによる最適化機能を導入できる。モデルはAWSのエンジニアが継続的に更新しており、AIに関する専門知識がなくても利用しやすいとしている。
また、リアルタイムでメタデータを解析し、主要シーンを自動検出する機能も備える。ハイライトクリップを即座に縦型フォーマットへ変換し、そのまま配信できるという。スポーツ分野では、タッチダウンやゴール、決定的なプレーを即時に検知し、ソーシャルメディアでの迅速な共有を支援するとしている。