画像=Dassault Systemes

Dassault Systemesは2月24日、3DEXPERIENCEプラットフォーム上で専門的な設計・研究開発業務を支援するAI「Virtual Companions」を発表した。大規模言語モデル(LLM)に加え、産業ワールドモデルや物理法則、材料科学に基づくシミュレーションを組み合わせることで、産業分野での実務活用を見込んでいる。

Virtual Companionsは、「Aura」「Leo」「Marie」の3種類を用意する。Auraは、要件やプロジェクト、設計変更に関する知識と文脈を横断的に整理し、チーム内の複雑性管理や整合性の維持を支援する。

Leoは、設計から生産までの幅広いエンジニアリング領域で、複雑な課題の解決を支援する。Marieは、素材、化学、製剤、治療分野に関する深い科学的知見を基盤に、複雑な現象の探究や高度な問いの整理、仮説の探索を担うとしている。

同社によると、Virtual CompanionsはLLMだけに依存せず、産業ワールドモデル(Industry World Models)に加え、物理法則と材料科学で検証されたマルチスケール・マルチディシプリンのモデリング/シミュレーションを組み合わせて構築した。背景には、科学的基盤と、数十年にわたって蓄積してきた産業レベルの知見があるという。

また、ユーザーの意図を理解して推論し、製品やサービスの構想から利用、再生まで、ライフサイクル全体にわたる行動を調整するとも説明した。正確性、追跡可能性、信頼性を確保しつつ、現実世界で形になる前に行動や結果をシミュレーションできる点を特徴としている。

パスカル・ダロズCEOは、「生成型経済では、産業が生み出す知識とノウハウこそが、新たなオブジェクトを生み出す価値の源泉になる。人とVirtual Companionsによる新たなチームワークによって、見えないものを可視化し、物理的に存在する前の段階で不可能を可能にし、知識を実務に生かせる時代が来た。これにより、最も重要な資産を守りながら、イノベーションのサイクルを加速できる」とコメントした。

Virtual Companionsは、多様な産業分野でDassault Systemesの全ブランドと組み合わせて利用できる。Auraはすでに3DEXPERIENCEプラットフォームで提供しており、LeoとMarieは2026年中に同プラットフォームを通じて提供する予定だ。

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