Apple製造業R&D支援センターは2月24日、中小製造業向け支援イベント「SME Week 中小企業支援プログラム」を開催すると発表した。中小製造業の競争力強化を後押しする取り組みで、3月24日と25日に講演を実施し、26日に1対1の個別コンサルティングを実施する。
同センターは、Appleが世界で初めて設立した、製造業に特化したR&D支援センターだ。浦項工科大学内に拠点を置き、スマート製造関連の設備を活用しながら、中小製造業向けに教育、コンサルティング、分析サービスを無償で提供している。
今回のイベントでは、センターのラボエンジニアが実務に軸足を置いた講演を行う。テーマはスマートデータ活用、スマート工程、スマート品質の3分野だ。外部専門家も登壇し、スマート製造における環境対応戦略や、ESG経営の視点から見たAI活用について講演する。
あわせて、大企業のスマート製造事例を取り上げる特別講演も用意する。製造現場の技術革新が、コスト削減や品質の安定、運用効率の向上にどうつながるかを、具体例を交えて紹介するという。
持続可能な製造戦略や、将来を見据えた競争力強化に取り組む企業の事例も紹介する。さらに、支援センターのスマート工程・品質ラボが開発した教育プログラムを初めて公開する。内容は、スマートファクトリーの実現やデータに基づく品質管理など、中小企業が現場ですぐに活用できる実務を中心に構成した。
3月26日には、支援センターのエンジニアとの1対1の個別コンサルティングを実施する。参加企業は、自社の製造環境や技術課題について直接相談し、具体的な改善の方向性を検討できるとしている。個別コンサルティングは先着順で、事前登録時に申し込める。
このほか、スマート製造の最新トレンドや産業環境の変化を扱うセッションも設ける。支援センターと参加企業のネットワーク拡大の機会にもなるとしている。
参加費は無料で、食事も提供する。申し込みはApple製造業R&D支援センターのホームページで受け付けている。
Apple製造業R&D支援センターのキム・ドギョンセンター長は、「SME Weekは、中小企業がスマート製造の最新技術と運用事例をまとめて学べる場だ」と述べた。その上で、「製造現場ですぐに活用できる実践的な示唆を提供したい。多くの関心と参加を期待している」とコメントした。