3D AI技術を手がけるスタートアップのNdotLightは2月23日、政府の「独自AI基盤モデル」事業に参加するMotif Technologiesコンソーシアムに参画したと発表した。同社は物理AI学習向けの3Dデータ基盤の整備を担う。
同コンソーシアムは、3000億パラメータ級(300B)の推論型大規模言語モデル(LLM)の構築を起点に、視覚言語モデル(VLM)、視覚言語行動モデル(VLA)へと段階的に拡張する計画だ。
モデルの重みやコード、計算最適化ライブラリなどは商用利用可能なオープンソースとして公開し、国内AIエコシステムの成長を後押しする方針としている。
NdotLightは今回のプロジェクトで、物理AI学習向け3Dデータ基盤の整備を担当する。テキストや画像の入力だけで高精度な3D CADデータを生成し、シミュレーション環境にそのまま適用できる「Sim-Ready 3Dデータ」の生成パイプラインを構築する。
これにより、従来は手作業が中心だったCADからシミュレーターへの変換工程で生じていた時間とコストの負担軽減につなげる考えだ。
あわせて、VLAモデルの学習に必要な大規模合成データの生成にも取り組む。シミュレーションベースの合成データは、実環境に比べてコストを大幅に抑えられるうえ、拡張性と再現性を確保しやすい。このため、AIロボティクスの競争力を支える中核インフラの一つと位置付けている。
パク・ジニョン代表は「AI基盤モデルの競争はテキストの領域を超え、物理世界を理解する物理AIへと広がっている」と述べ、「Sim-Ready 3Dデータ基盤が国家競争力を左右する」と強調した。