分散型金融(DeFi)プロトコル「Curve Finance」の創業者、マイケル・イゴロフ氏は、DeFiが持続的に成長するには、トークン発行によるインセンティブに頼るのではなく、実際の経済活動に基づく収益モデルの確立が必要だと訴えた。Cointelegraphが23日(現地時間)に報じた。
イゴロフ氏は「収益はトークンではなく、実際の経済活動から生まれるべきだ」と述べたうえで、「実用性を持たないトークンなら発行しない方がいい」と指摘した。
業界では、2020年の「DeFiサマー」当時、高い年利回りを前面に資金を集めたDeFiプロジェクトについて、足元でその持続性が改めて問われている。イゴロフ氏は「いまは材料が出てもトークン価格が反応しにくくなった」とし、「利用者がリスクを見直している」と説明した。
DeFi市場の総預かり資産(TVL)は、この6カ月で1580億ドルから980億ドルへと38%減少した。Cointelegraphは、単純なトークン発行だけでは持続的な成長が難しいことを示す動きだと伝えた。
イゴロフ氏は、DeFiの持続可能性を高めるには、実際に収益を生み出す仕組みが欠かせないと改めて強調した。「2020年はリスクへの関心が薄かったが、いまは投資家が技術面での安定性を重視している」と述べた。
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