天気アプリ「Dark Sky」を手がけたチームが、新たな天気予報アプリ「Acme Weather」を公開した。単一の予報だけでなく複数の予測シナリオを提示するのが特徴で、年額25ドルのサブスクリプションとして提供する。TechCrunchが23日、報じた。
同チームは2020年3月にDark SkyをAppleに売却した。その後、独立してAcme Weatherの開発を進めてきたという。
報道によると、Acme Weatherは1つの予報結果だけを示すのではなく、代替となる複数の予測を合わせて提示する。Dark Sky共同創業者のアダム・グロスマン氏は、「一般的な天気アプリは最も有力な予測だけを表示するが、私たちは複数の可能性を示す」と説明した。
アプリは自社の予報に加え、ほかの気象モデルや衛星データ、地上観測、レーダー情報も活用し、予報の確からしさを高める。冬の嵐のように変動が大きい天候でも複数のシナリオを示し、利用者の事前準備に役立てる考えだ。
料金は年額25ドル(約3750円)。2週間の無料トライアルを用意する。Dark Skyのような開発者向けAPIを提供するかどうかは未定だが、同社は独立性を保つため、⾃前の予報システムの構築を進めているという。
機能面では、降水量、落雷、風、気温、湿度、雲、ハリケーン進路などをリアルタイムで確認できる各種マップを備える。利用者が現在の天候を共有できる「コミュニティリポート」機能のほか、虹の予報や夕焼け通知といった実験的な機能も追加する予定だ。
グロスマン氏は、「Appleのような大企業では実験的な機能に取り組みにくいが、独立したアプリであれば実現しやすい」と述べた。Acme WeatherはiOS向けに提供しており、Android版も公開予定としている。