Cafe24は2月23日、OpenAIの「Apps in ChatGPT」に対応したアプリ「Cafe24」を公開したと発表した。ユーザーはChatGPT上で商品の提案を受け、そのまま注文画面へ進める。加盟店は別途の申請や追加費用なしで、AI検索経由の商品訴求を広げられるとしている。
Apps in ChatGPTは、ChatGPTの会話画面から各種アプリの機能を呼び出せるプラットフォームだ。スマートフォンのアプリストアのような感覚で必要な機能を追加し、対話の流れの中で利用できる。
Cafe24アプリは、ChatGPTのアプリストアからインストールできる。利用時は会話画面で「@cafe24」と入力するか、ツールメニューからCafe24を選択する。
例えば「@cafe24、20万ウォン以下で履き心地の良いスニーカーをおすすめして」と入力すると、AIがCafe24プラットフォーム上のショップの商品データをリアルタイムで分析し、条件に合う商品を提示する。特定のショップを指定した検索にも対応する。
提示される情報は、商品名、ブランド名、価格、主な特徴、人気度など。購入判断に必要な情報を会話画面上で確認できる。ユーザーが提案リストから商品を選ぶと、色やサイズなどのオプションを確認した上で注文画面に進める仕組みだ。
加盟店側では、自社の商品情報がCafe24アプリと自動連携される。このため、別途の申請手続きや追加費用なしで、自社ブランドや商品をAI対話環境で表示できるようになる。
Cafe24は、加盟店の商品がAIによるおすすめ候補として提示されることで、売上拡大につながる効果を見込む。技術面の知見が限られる小規模事業者や個人事業者でも、大手ブランドと同様にAI検索結果で接点を持てる点を強みとして挙げた。
海外展開の面でも効果を見込む。海外ユーザーがCafe24アプリで加盟店の商品を検索すると、ChatGPTの大規模言語モデルが利用者の言語に合わせて商品情報をリアルタイムで翻訳して提供するという。
これにより、国内ブランドは追加のローカライズ作業や多言語コンテンツ制作の負担を抑えつつ、海外の消費者に直接訴求できるD2C販路を広げられるとしている。
Cafe24は今回のアプリ公開を機に、AIを組み込んだECエコシステムの拡大を進める方針だ。AI検索の利用拡大を踏まえ、加盟店が新たな販売チャネルで競争力を高められるよう、関連機能を継続的に高度化していくとしている。
Cafe24のイ・ジェソク代表は「AIは単なる技術ツールを超え、EC市場の新たな成長を支える中核になりつつある」とコメントした。その上で「今回のアプリ公開を起点に、顧客企業がAI検索環境で競争力を確保し、グローバル市場に広がっていけるAIコマースのエコシステムを主導していく」と述べた。