写真=RLWRL

フィジカルAI企業のRLWRLは2月23日、Upstageコンソーシアムを通じて、政府主導の「国産AI基盤モデル」協力エコシステムに参画すると発表した。ビジョン・言語モデル(VLM)の要件定義やロボティクス基盤モデル(RFM)の実証設計を担い、産業現場での検証と展開を進める。

同社は今回の参画を通じ、国産AI基盤モデルのマルチモーダル拡張をロボットの現場実証につなげる役割を担う。具体的には、ロボット制御の最適化とRFM連携を見据えたVLMの技術要件定義、ホテル・物流・小売など業種ごとの採算性や実装上の課題の洗い出し、RFMの詳細な実証シナリオとテストプロトコルの設計を進める。あわせて、UpstageのモデルをフィジカルAI領域に適用するための検証も進め、実際の産業現場への展開を目指す。

RLWRLは2024年設立のフィジカルAI企業。製造や物流などの実作業環境で、カメラや触覚グローブといったセンシング手段を活用し、「4D+」マルチモーダルデータを収集・蓄積するデータパイプラインを構築してきた。

この基盤をもとに、ロボットによる精緻な手作業の実行を支えるロボティクス基盤モデル「RLDX」を開発している。独自モデルは2026年上期の公開を予定している。

今回の協力では、Upstageとともに、国産AI基盤モデルのマルチモーダル拡張をロボットの「見る・理解する・動く」につなげるための実証設計を具体化する。初期段階では、現場適用の可能性と検証の実現性を共同で検討する。テストプロトコルの設計では、実験条件や再現性の基準を明確にし、産業顧客が確認できる形で文書化する方針だ。

RLWRLのユ・ジュンヒ代表は「国産AI基盤モデルが産業分野で信頼を得るには、『何ができるか』と同じくらい、『どの条件で、どこまで再現性を持って動作するか』が重要だ」とコメントした。その上で「今回の協力エコシステムへの参画を通じ、VLMの要件とRFMの実証シナリオ、テストプロトコルを精緻化する。K-AIの成果をロボット現場の自動化につなげる検証ルートを構築したい」と述べた。

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