米テネシー州の連邦地方裁判所は、予測市場プラットフォーム「Kalshi」のスポーツイベント契約を巡り、州当局による規制措置を仮差し止めした。The Blockが20日に報じた。
アリータ・A・トラウガー判事は、Kalshiが提供するスポーツイベント契約について、連邦商品取引法(CEA)上のスワップに当たる可能性が高いと判断した。これを受け、州側がKalshiに州法に基づく規制を及ぼすことはできないとした。
Kalshiは、米商品先物取引委員会(CFTC)の承認を受けた予測市場プラットフォーム。スポーツの試合結果のほか、天候や連邦最高裁の判断など、さまざまな事象を対象とする契約を提供している。
一方、米国内の複数州は、Kalshiのスポーツ関連商品が無許可のスポーツ賭博に当たるとして、規制に乗り出してきた。テネシー州当局もKalshiに対し、州のスポーツゲーム関連法に違反する可能性があるとして警告し、業務停止を求めていた。
今回の判断では、スポーツの試合結果も経済的な影響を及ぼし得るとするKalshi側の主張が認められた。判事は、連邦規制が州法に優先するとして、州による免許取得義務の適用も認めなかった。
この判断は、ニュージャージー州やネバダ州で示された見解とは異なる。法律専門家の間では、最終的に連邦最高裁まで争いが持ち込まれる可能性が高いとの見方が出ている。
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