暗号資産(仮想通貨)XRPが、将来的に時価総額でビットコインを上回る可能性があるとの見方が浮上している。外為市場の不透明感を背景にオンチェーン決済への需要が高まりつつあり、RippleとXRP Ledgerに注目が集まっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは20日(現地時間)、外国為替市場を巡る不確実性の高まりを受け、オンチェーンベースの決済・清算システムの必要性が増していると報じた。これに伴い、2026年以降は機関投資家によるXRP採用が加速するとの見方も出ている。
こうした中、TradeShip University創業者のキャメロン・スクラブス氏は2025年、XRPが2030年までに暗号資産の時価総額首位になると予測した。ビットコインの初期投資家として知られるPumpius氏も、中央銀行がXRPをブリッジ資産として活用するようになるとして、「現実になりつつある」との見解を示した。
The Crypto Basicによると、XRP Ledgerはユーロ、ドル、円などの主要通貨をつなぐ中立的な「橋」として機能し得る。規制に準拠した流動性がXRPを介して移転し、オンチェーンDEXが外国為替取引のマッチングを担い、プライバシーを重視した認証システムがセキュリティを補完する構図も想定されている。
こうした仕組みが実現すれば、XRPは投機資産の枠を超え、世界の決済インフラの中核を担う可能性があるというのが強気派の見立てだ。
もっとも、XRPが実際にビットコインを上回るかどうかはなお不透明だ。ビットコインの時価総額は数兆ドル規模に達している一方、XRPは860億ドル(約1兆4190億円)にとどまっている。
The Crypto Basicは、ビットコインが長期的に50万ドル(約7500万円)から100万ドル(約1億5000万円)まで上昇する可能性が指摘される中、XRPがこれに並ぶには時価総額ベースで数兆ドル規模の成長が必要になると指摘した。
また、各種分析プラットフォームの強気シナリオでも、XRP価格は2030年時点で23ドル(約3450円)から48ドル(約7200円)程度にとどまる見通しだとしており、現時点ではビットコインの優位が大きいとの見方を示している。