Tetherが発行するステーブルコイン「USDT」の流通量が、2月に約15億ドル減少した。2022年のFTX崩壊直後以来の大幅な月間減少で、大口投資家やスマートマネーによる保有縮小が背景にあるとみられる。Cointelegraphが20日(現地時間)に報じた。
Artemis Analyticsによると、USDTの流通量は2月に入って約15億ドル(約2250億円)減少した。1月にも12億ドル(約1800億円)減っており、2022年のFTX崩壊直後に記録した20億ドル(約3000億円)の減少以来、3年ぶりの大幅減となった。
USDTの時価総額は1830億ドル(約27兆4500億円)で、暗号資産市場への主要な資金流入手段の1つとされる。ステーブルコイン市場に占めるシェアは71%に達している。
もっとも、ステーブルコイン市場全体が縮小しているわけではない。DeFiLlamaのデータによると、市場全体の時価総額は2月に入り、3000億ドル(約45兆円)から3070億ドル(約46兆500億円)へと2.33%増加した。
USDTとUSDCの時価総額はそれぞれ1.7%、0.9%減少した一方、トランプ一族が支援するWorld Liberty Financialの「USD1」はこの1カ月で50%拡大し、51億ドル(約7650億円)規模となった。
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