韓国の家計信用残高が2025年10〜12月期に再び過去最大を更新し、2000兆ウォンに迫った。住宅担保貸出の増加ペースは前期より鈍化した一方、信用貸出などその他貸出は株式投資需要を背景に増加へ転じた。
韓国銀行が20日公表した「2025年10〜12月期の家計信用(暫定)」によると、2025年12月末時点の家計信用残高は1978兆8000億ウォンだった。9月末の1964兆8000億ウォンから14兆ウォン増え、2002年10〜12月期の統計公表開始以来の最大となった。
2025年通年の増加額は56兆1000億ウォンで、増加率は2.9%。年間の増加幅としては、2021年の132兆8000億ウォン増以来の大きさとなった。
家計信用は、家計が銀行や保険会社、貸金業者、公的金融機関などから受けた融資に、カード利用額のうち未決済分である販売信用を合算した指標だ。
韓国の家計信用は2024年4〜6月期から2025年10〜12月期まで7四半期連続で増加した。ただ、10〜12月期の増加幅は14兆ウォンと、7〜9月期の14兆8000億ウォンからやや縮小した。
販売信用を除く家計貸出残高は10〜12月期末で1852兆7000億ウォンとなり、前期末比11兆1000億ウォン増加した。増加幅は7〜9月期の11兆9000億ウォンから縮小した。
内訳をみると、住宅担保貸出残高は1170兆7000億ウォンで、前期比7兆3000億ウォン増。信用貸出などその他貸出残高は682兆1000億ウォンで、3兆8000億ウォン増えた。
金融機関別にみると、預金銀行の家計貸出残高は1009兆8000億ウォンで、この3カ月間に6兆ウォン増加した。住宅担保貸出は4兆8000億ウォン増えたほか、7〜9月期に8000億ウォン減っていたその他貸出も、10〜12月期は1兆2000億ウォン増とプラスに転じた。
相互金融、相互貯蓄銀行、信用協同組合など非銀行預金取扱機関の家計貸出残高は316兆8000億ウォンで、4兆1000億ウォン増加した。住宅担保貸出が6兆5000億ウォン増えた一方、信用貸出などその他貸出は2兆4000億ウォン減少した。
保険、証券、資産流動化会社などその他金融機関の家計貸出残高は526兆1000億ウォンで、1兆1000億ウォン増加した。このうち、証券会社などその他金融仲介会社の信用供与は2兆9000億ウォン増加した。
韓国銀行の金融統計チーム長、イ・ヘヨン氏は「2025年10〜12月期の住宅担保貸出は、政府の住宅市場安定化策の影響などで増加幅が縮小した」と説明した。
その上で、「その他貸出は、預金銀行の信用貸出と保険会社の保険約款貸出が増えたほか、クレジットカード会社など専門与信会社のカードローンの減少幅が縮小したことで、増加に転じた」と述べた。
さらに、「証券会社の信用供与が増えていることから、株式投資需要との関連があるとみられる」と付け加えた。