TrillionLabsは2月19日、既存モデル「Tri 21B」をベースに強化学習で推論性能を高めた「Tri 21B Think」を公開した。Artificial Analysis(AA)のリーダーボードでは30位以内に入ったとしている。
同社によると、Tri 21B Thinkは、Tri 21Bを基盤に思考過程を広げる「Thinking」能力を強化したモデルだ。単に正答を出力するのではなく、問題解決に向けた思考の途中経過をトークンとして展開し、必要に応じて前の段階に立ち戻って検証し直す「バックトラッキング」構造を実装した。
このバックトラッキングは、「テストタイムスケーリング(Test-time Scaling)」をベースに動作する。AIが考える時間を長く取るほど、複雑で難度の高い課題への対応力が大きく高まるとしており、複合的なデータ分析(ディープリサーチ)や自律型AIエージェント、高難度の数学、コーディングの支援に活用できるという。
シン・ジェミンCEOは「今回のAA掲載を通じて、韓国が世界のAI三強へ飛躍する流れに貢献できることをうれしく思う」とコメントした。その上で「限られた資源でも圧倒的な性能を実現できる技術力を確認した。世界トップ水準の性能を目指してモデルの完成度を高め、国家代表級の枠を超えたグローバルAIモデルとしての地位を固める」と述べた。
著者について