XRPの値動きは、市場の関心が薄れた局面で急変した例がある。写真=Shutterstock

XRPが長期の調整局面にあるなか、市場関係者の間で「投資家の関心が薄れたタイミングで一気に上放れる可能性がある」との見方が出ている。過去の相場でも、注目度が低下した局面で急騰に転じたケースがあったという。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは18日(現地時間)、XRPがこの5カ月にわたって軟調に推移していると報じた。2025年7月に付けた高値3.66ドルからは約60%下落しており、投資家心理の悪化につながっている。

追加上昇を見込んでいたトレーダーの期待も後退し、市場のセンチメントは落ち着きを取り戻した。

こうしたなか、Black Swan Capitalist共同創業者のVandell Aljarrah氏はX(旧Twitter)への投稿で、「本格的なブレイクアウトは、大半の投資家が予想していない局面で起きる」との見方を示した。

同氏は、XRPが2025年7月の高値圏である3.6ドル台を上抜けて新たなレンジに入るタイミングは、市場参加者の関心が他の資産に移っている時期と重なる可能性が高いと主張した。

Aljarrah氏は、相場の大きな転換は大衆の予想通りには起きにくいと指摘する。投資家が興味を失っている時や、他の資産に意識が向いている時に、相場が突然動き出すことは珍しくないという。足元の長期調整も、そうした心理的な空白を生んでいる可能性があるとの見方だ。

同氏は過去の値動きもその根拠に挙げた。2016年末から2017年初にかけて、XRPは他の暗号資産に比べて相対的に軟調だったが、2017年2月の約0.005ドルから2018年1月には3.31ドルまで急騰し、上昇率は約6万6100%に達した。

2021年3~4月にも、価格は0.41ドルから1.96ドルへ約369%上昇した。さらに、2024年11月の0.5ドルから2025年1月には3.4ドルまで約580%上昇するなど、短期間で大きく値を飛ばした例もあったとしている。

Aljarrah氏は、前年の銀相場で見られた放物線的な上昇ともXRPを比較した。長く静かな値動きが続いた後、急速かつ一方向に相場が走るような動きが、XRPでも再現される可能性があるという見立てだ。

特に同氏は、現在のXRPが投資家の関心からやや外れた局面にある点を重視している。モメンタムが回復すれば、十分に備えていなかった市場参加者が遅れて追随買いに動く可能性があるとみている。

同様の強気見通しは、金融アナリストのコーチJVも示している。コーチJVは2024年末、多くの投資家が2ドル、5ドル、7ドルでの買い機会を逃し、最終的にはFOMO(取り残されることへの恐怖)から100ドル近辺で遅れて参入する可能性があると主張していた。

その後も同氏は、2025年末にかけてXRPが本格的に動き出した場合、値動きは「速く、かつ攻撃的になる」として、従来の見方を改めて示した。

市場では、長期調整が続くなかでも、XRPが突発的に反発へ転じる可能性を巡って見方が分かれている。足元の停滞が一段安の前触れとなるのか、それとも大幅反騰前の蓄積局面なのか。今後の流動性と投資家心理の変化が焦点になりそうだ。

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