Samsung Electronicsの新型スマートフォン「Galaxy S26」シリーズの発表を前に、韓国の通信3社が事前予約の囲い込みに向けた販促策を一斉に打ち出した。新型フラッグシップの発売直後に活発化する番号移動需要を取り込む狙いがある。各社は既存顧客の流出防止と新規契約の獲得という二正面の競争を迫られており、Galaxy S26の初動が上半期の通信市場の勢力図を左右するとの見方も出ている。
◆SK Telecom、純金景品やクーポンで先行需要を喚起
SK Telecomは「Tダイレクトショップ」で事前予約イベントを実施している。25日までに事前予約の通知を申し込んだ利用者を対象に、抽選で10人へ純金3.75グラムの干支「馬」を進呈する。高額景品を前面に押し出し、初期の関心を引き上げる狙いとみられる。
このほか、Tダイレクトショップで利用できる1万ウォン、5万ウォン、10万ウォン、20万ウォン分のクーポンを抽選で500人に配布する。既存端末を返却した場合は、先着3000人に最大15万ウォンを上乗せ補償する。特定料金プランの契約者を対象に、端末容量を512GBから1TBへ引き上げるVIPパッケージも抽選で用意した。
SIMフリー端末の利用者向け施策も展開する。端末購入前でも、今月末までにUSIMまたはeSIMを先行開通した利用者に、Naver Payポイント5万ウォンを付与する。
◆KTとLG U+も補償策を拡充、違約金免除も
KTは事前通知の申込者を対象に、中古端末の返却時に最大10万ウォンの追加補償を提供する。端末割引クーポン5万ウォン分とアクセサリークーポン5万ウォン分も先着で配布する。申込者の中から1000人を抽選し、Kakao Pay1万ウォンを付与するイベントも実施する。69K以上の料金プランを選んだ利用者には、Galaxy Watchを0ウォンで購入できる特典も設けた。
LG U+は、事前通知の申込者向けに最大20万ウォン相当のクーポンを提供するイベントを実施する。自社契約から18カ月が経過した利用者については、契約期間が残っていても違約金を0ウォンとする特典を適用する。このほか、中古端末の売却時に15万ウォンの追加補償を付けるほか、提携カードの利用で10万ウォンのキャッシュバックも用意した。
◆「3月の番号移動が上半期の市場動向を左右」
Samsung Electronicsは26日に「Galaxy S26」Unpackedイベントを開催する。Galaxy S26シリーズの正式発売は遅くとも3月中旬になる見通しだ。業界では、Galaxy S26の立ち上がりが今年の通信市場の競争環境を左右する主要変数になるとみている。昨年のハッキング事案を受けて浮き沈みを経験した通信3社が、Galaxy S26をてこに顧客流出の抑制と新規需要の取り込みに総力を挙げるとの分析だ。
業界関係者は「初期の事前予約需要は実際の加入につながりやすい構造になっている」としたうえで、「Galaxy S26のヒットの有無と3月の番号移動の推移が、上半期の通信市場の流れを左右する可能性が高い」と述べた。
別の関係者は「実際の発売後は、顧客の偏在によって販売奨励策の競争が過熱する可能性もある」とし、「各社がどのようなマーケティング戦略を展開するのかも注目点だ」と話した。