写真=Niobium

SemiFiveは2月19日、米Niobiumと完全準同型暗号(FHE)アクセラレータの開発でターンキー契約を結んだと発表した。契約規模は約100億ウォン(686万ドル)。SemiFiveは設計からパッケージング、テストまでを一貫して担う。

開発するアクセラレータは、Samsung Foundryの8nmプロセスをベースに製造する。暗号化したデータを復号せずに演算できるFHE技術をハードウェアとして実装し、NiobiumはクラウドやAIインフラで実用的な処理性能の実現を目指す。

Niobiumによると、同社のFHEアクセラレータはソフトウェアベースの暗号化方式に比べ、性能と効率の向上を狙う。FHEは暗号化コンピューティング分野でも特に実装難度の高い技術の一つとされ、プライベートクラウド、ゼロトラストコンピューティング、プライベートAIといった次世代のデータ保護アーキテクチャを支える中核技術と位置付けられる。

Niobiumのケビン・ヨーダーCEOは、「企業が十分な速度で暗号化データを処理できるようになれば、機微情報を非暗号化のまま扱うやり方はもはや受け入れられなくなる」とコメントした。そのうえで、「SemiFiveおよびSamsung Foundryとの協業により、これまでの研究開発成果を、暗号化クラウドやAI環境向けに量産可能な半導体として実装する段階に入った」と述べた。

SemiFiveは今回の受注を通じ、先端ASIC分野でグローバル企業向けの中核設計パートナーとしての地位を強化する考えだ。

SemiFiveのチョ・ミョンヒョンCEOは、「Niobiumは暗号化コンピューティングの最前線にある企業で、同社のFHEアクセラレータプラットフォームは、プライバシー重視のコンピューティングを支える次世代アーキテクチャの中核の一つだ」と説明。さらに、「SemiFiveの実証済みSoCプラットフォームに基づく開発力と実行力を生かし、Niobiumの先進的なFHE技術の量産半導体化に貢献できることをうれしく思う」と述べた。

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