Com2uSは、WBC連動コンテンツやオフライン大会、「MLB 9 Innings」の10周年大型アップデートを軸に、2026年の野球ゲーム事業を強化する。2026年1月時点の野球ゲーム累計売上は1兆ウォンを超えており、同社は実際の野球イベントとの連動や主力タイトルの刷新を通じて成長の持続を狙う。
業界関係者によると、Com2uSは12日の業績発表コンファレンスコールで、野球ゲームの累計売上が2026年1月時点で1兆ウォンを突破したと明らかにした。2015年に「Com2uS Pro Baseball」3D版を投入して以降、事業が本格的な成長軌道に乗ったとしている。
2025年の野球ゲーム実績は、ライセンス別で伸びに差が出た。KBOライセンスのタイトル群は前年比33.4%増だった一方、MLBライセンスのタイトル群は同5%増にとどまった。
KBOタイトルでは、「Com2uS Pro Baseball V(コンプヤV)」の成長が目立った。直近3年間の平均売上成長率は100%超。2025年10~12月期には売上・利用指標が過去最高水準に達し、野球ゲーム全体の四半期売上の過去最高更新をけん引した。
月間アクティブユーザー数(MAU)も増加傾向が続く。2025年の野球ゲームMAUは最大260万人となり、2015年比で6倍超に拡大した。
イ・ジュファンCom2uS SB総括代表はコンファレンスコールで、「コンプヤVはK-ベースボールシリーズをはじめとする代表コンテンツやゴールデングローブカードがユーザーから好評を得た」と説明した。実際の野球との連動を強めながら、成長を継続していく方針だという。
Com2uSは2026年の成長に向け、WBC活用、オフライン大会の開催、長期運営タイトルの大型アップデートという3つの施策を打ち出した。
まず、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を契機に、従来より1カ月早い時期からトラフィックの押し上げを狙う。イ総括代表は「これまではWBC期間中にイベントを行う程度だったが、今回は正式ライセンスに基づき、特にコンプヤVでWBCを活用したコンテンツとイベントを積極的に展開する」と述べた。
コンプヤVは28日、「コンプヤVフェスタ」を通じて初のオフライン大会を開催する。イ総括代表は、「Summoners Warが『Summoners War World Championship(SWC)』を通じて継続性と成長性を維持してきたように、コンプヤVでも今回のオフライン大会が今後の成長ドライバーになり得る」と語った。今後は定期大会への発展も検討している。
「MLB 9 Innings」は2026年に10周年を迎え、リマスター級の大型アップデートを準備している。イ総括代表は「グラフィックスとゲームシステムの両面でアップグレードを進めている」としたうえで、「10周年施策を通じてユーザー満足度を大きく高め、売上拡大と各種指標の改善につなげたい」と述べた。
Com2uSは2026シーズン開幕を前に、野球ゲーム3タイトルのナンバリングを最新化し、12日から事前予約を開始した。「Com2uS Pro Baseball 2026」はHanwha Eaglesのムン・ドンジュを3年連続で公式モデルに起用。「Com2uS Pro Baseball V26」はSamsung Lionsのク・ジャウクとKIA Tigersのキム・ドヨンをモデルに採用した。
野球ゲーム開発を統括するホン・ジウン制作総括は、「数十年にわたり蓄積してきた『コンプヤ』の開発・運営ノウハウとグローバルラインアップの拡充を基盤に、野球ゲームが継続成長できる構造を築いてきた」と説明した。そのうえで、「完成度をさらに高め、サービス競争力を強化し、野球ファンがより楽しめる体験を提供していく」と述べた。