NVIDIAがMetaとAIチップの長期供給契約を結んだ。Business Insiderが18日(現地時間)に報じた。供給対象にはGPUに加えてGrace CPUも含まれており、IntelとAMDが主導してきたデータセンター向けCPU市場にも影響を及ぼす可能性がある。
契約に基づき、MetaはNVIDIAの現行世代および次世代のAIチップを大規模に導入し、データセンター整備を進める計画だ。
特に注目されるのは、契約にNVIDIAのGrace CPUが含まれている点だ。Metaは、サーバー向けにGPUとの抱き合わせではなく、Grace CPUを単独で大規模採用する初の企業になった。
データセンター向けCPU市場はこれまでIntelとAMDが主導してきた。だが、NVIDIAがCPU供給まで広げることで、市場の勢力図に変化が生じる可能性がある。More Insights & Strategyのパトリック・ムーアヘッド氏は「NVIDIAはCPU市場でも独自の足場を固めつつある」と分析した。
NVIDIAは最近、次世代CPU「Vera」を単独製品として打ち出し、AI推論におけるCPUの重要性を訴えている。
アナリストのロブ・エンダーリ氏は、「AI推論ではCPUの方が低コストで電力効率にも優れる」と指摘。そのうえで、MetaにはGPUとCPUの調達先を一本化し、運用の複雑さを抑える狙いもあると説明した。
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