韓国電子通信研究院(ETRI)は2月19日、AIが学習・判断しながらネットワークを自律制御する「知能型サービス・プログラマブル・モバイルコアネットワーク」技術を開発したと発表した。6G時代の中核インフラとなる自律型コアネットワークの実現につながると期待される。
この技術は、サービス要件に応じてセッション、伝送経路、品質(QoS)をリアルタイムで最適化するのが特徴だ。従来の5Gコアネットワークが固定的なセッション管理を前提としていたのに対し、今回はAIベースの予測と制御を取り入れた。SRv6(Segment Routing over IPv6)も適用し、サービス特性に応じてデータ伝送経路を柔軟に設定できるようにした。
ETRIは、AIネイティブの制御プレーン/ユーザープレーン構造(SBA拡張型)に加え、知能型自動化機能や信頼性検証モジュール、AI応用サービス向けの学習・推論最適化技術を実装した。ネットワークが自律的に学習し、ポリシーを自動で提案・適用する6Gコアの基盤技術を確保したとしている。
性能検証では、固定的な経路でデータを転送する既存のGTP(GPRS Tunneling Protocol)ベースの構成と比べ、セッション処理効率が40%向上した。サービスごとに異なる経路設定が可能になり、QoSのきめ細かな制御にも対応したという。
さらに、強化学習ベースのAIによるポリシー提案機能を適用し、運用者の介入なしにセッションとトラフィックを制御するエンドツーエンドのAI自動化でレベル3を達成した。
今回の研究は、科学技術情報通信部と情報通信企画評価院(IITP)による「6G中核技術開発事業」の一環として、SK Telecom、LG U+、Snet ICTと共同で実施した。
ETRIネットワーク研究本部長のチョン・テシク氏は「6Gコアネットワークが、単なるデータ処理基盤にとどまらず、AIが自ら判断して制御する知能型プラットフォームへ進化したことを示す重要なマイルストーンだ」と述べた。