WorldLabsがAutodeskから2億ドル(約300億円)を調達した。両社は今後、WorldLabsの空間AIとAutodeskのCADソフトを組み合わせ、建築やエンジニアリング、エンターテインメント分野での活用拡大を進める。TechCrunchが18日(現地時間)に報じた。
WorldLabsは2024年、企業価値を10億ドルとしたラウンドで2億3000万ドル(約345億円)を調達した。現在は企業価値50億ドルで追加の資金調達ラウンドを進めているという。
同社は2025年11月、3D環境を自動生成するAIモデル「マーブル」を公開した。3D空間の生成や操作に関する機能改良を進めている。
AutodeskはWorldLabsの取締役会には加わらない。一方で両社は協業し、空間AI技術の高度化を目指す。
具体的には、WorldLabsのAIモデルとAutodeskのCADソフトを連携させ、建築、エンジニアリング、エンターテインメント分野で新たな活用を探る計画だ。
共同創業者でスタンフォード大学教授のフェイフェイ・リーは「Autodeskは空間認知技術をリードしてきた企業だ。今回の協業を通じて、AIが物理世界を理解し、創造性を高めることに貢献できる」とコメントした。
WorldLabsは3D空間AIモデルの高度化に向けた研究を進めている。今後は建築、製造、ゲームなど幅広い産業への適用を計画している。
マーブルを活用し、特定地域の歴史的建築物を再現するプロジェクトも進行中だ。フェイフェイ・リーは「AIは単なるデータ分析を超え、物理世界の構造や力学を理解することが重要だ。WorldLabsはAIと空間技術の融合を通じて、新たなイノベーションを切り開く」と述べた。