Perplexity(写真=Shutterstock)

AI検索スタートアップのPerplexityが、広告事業を停止した。英Financial Times(FT)が2月18日に報じた。回答の信頼性を損なう恐れがあると判断したといい、広告導入を収益化策として模索する競合各社とは逆の動きとなる。

Perplexityは2024年、生成AI企業としていち早く広告を導入した。回答欄の下部にスポンサー付き回答を表示する方式でテストを進めていたが、昨年末から広告を段階的に縮小していた。FTによると、経営陣は今週、今後は広告を推進しない方針を示した。

経営陣は、ユーザーが回答を最適なものだと信頼して初めて、サービスの継続利用や課金につながるとの認識を示した。広告がチャットボットの回答内容に影響しないと明記していたものの、広告が入ることでユーザーがあらゆる情報を疑い始める可能性があると判断し、広告モデルの実益は限られるとみている。

一方、OpenAIは足元でChatGPTの無料ユーザー向けに広告テストを始めた。GoogleもAI ModeとAI Overviewsに広告を導入している。Anthropicは、AIチャットボット「Claude」に広告を入れない方針を公式に示している。

Perplexityの企業価値は180億ドル(約2兆7000億円)、年間換算売上高は2億ドル(約300億円)とされる。ユーザー数は1億人を超えた。月額20ドル(約3000円)から200ドル(約3万円)までの有料サブスクリプションを展開する一方、無料サービスも提供している。

同社は、事業の本質は真実と正しい答えを提供することにあると説明した上で、広告はユーザーの期待と一致せず、今後も必要ない可能性があるとの見方を示した。

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