イーサリアム上の実物資産連動トークン(RWA)市場が急拡大している。The Blockが17日(現地時間)に報じたところによると、イーサリアムのメインネット上で発行されたRWAの市場規模は、1年前の41億ドルから170億ドル(約2兆6000億円)へと315%増加した。
The Blockは、イーサリアムがオンチェーンRWA全体の価値の34%を占め、資産トークン化の中核を担っていると伝えた。
背景には、ウォール街の大手金融機関による参入がある。BlackRockやJPモルガンはイーサリアム基盤のブロックチェーン上で、決済や投資関連の商品・サービスを展開しており、伝統金融とブロックチェーンの融合が加速している。
代表例の一つが、BlackRockのトークン化米国債ファンド「BUIDL」だ。2024年にSecuritizeを通じて立ち上げた同ファンドは、短期米国債に投資する商品で、パブリックブロックチェーン上では最大級のトークン化マネー・マーケット商品に成長した。BlackRockは最近、UniswapXを通じたオンチェーン取引機能も追加している。
JPモルガンも昨年12月、イーサリアム上で1億ドル規模(約150億円)のトークン化マネー・マーケットファンドを立ち上げた。Wintermuteは今週、トークン化した金の取引を開始した。あわせて、トークン化コモディティ市場は2026年に150億ドル規模(約2兆3000億円)へ成長するとの見通しも示された。
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