ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏は、第二次世界大戦後に築かれた国際秩序が事実上崩壊し、ルールより力が優先される「ジャングルの法則」の時代に入ったと警告した。こうした環境下では、ビットコイン(BTC)や金といった非国家資産の重要性が高まるとの見方を示している。
Cointelegraphが16日(現地時間)に報じたところによると、ダリオ氏は足元の国内外情勢を踏まえ、大国が貿易、技術、資本の流れ、軍事を含む各分野で「囚人のジレンマ」に陥っていると指摘した。誤算による戦争を招きかねない危うい状況だとしている。
国内面では、経済不安が深まる局面で、各国政府は重い税負担やインフレを通じて債務負担の処理を進める傾向が強まると分析した。こうした動きは従来型資産の価値を押し下げる一方、ビットコインや金など国家に依存しない資産には追い風になると説明した。
さらにダリオ氏は、各国が資産凍結や資本市場からの排除、禁輸措置を常套手段として用いている点にも言及した。Cointelegraphは、こうした動きが伝統的な金融システムの政治リスクに対する脆弱性を浮き彫りにし、中立的で国境を超えて使える通貨への需要を高めていると伝えた。
BitwiseのCEO、ハンター・ホスリー氏は「グローバルで、許可不要で、非政治的な通貨や金融システムの重要性は一段と高まる」と述べた。
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