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UBSは、AIの普及が企業の事業構造を急速に変え、企業向け融資の焦げ付きリスクを押し上げる可能性があると警告した。特に、プライベートエクイティ(PE)傘下のソフトウエア企業やデータサービス企業で影響が大きいとみている。CNBCが13日報じた。

UBSのアナリスト、マシュー・ミシ氏は、AI導入が企業信用市場に与える影響を分析し、こうした見方を示した。

同氏は、PEが保有するソフトウエア企業やデータサービス企業がAIの波に直面しており、その結果として750億〜1200億ドル(約11兆2500億円〜18兆円)の新たなデフォルトが発生する可能性があると試算した。これは、レバレッジドローン市場とプライベートクレジット市場のデフォルト率が、それぞれ2.5〜4%上昇するとの前提に基づく。

UBSは、AI導入の加速によって、信用市場で資金調達環境の悪化や融資条件の見直しが広がる可能性があると指摘した。AIが企業の運営や収益構造を急速に変える一方で、信用市場の対応が追いつかない恐れがあるためだ。

現時点でUBSは、信用市場におけるAIの影響先を、基盤AIモデルを開発するスタートアップ、SalesforceやAdobeのようにAI対応を進める企業、そして高水準の負債を抱えるPE傘下企業の3つに分類している。このうち、最も大きな打撃を受けるのは3番目のグループだと見込んでいる。

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