画像=Cafe24

Cafe24は、自社ECを起点に複数の外部チャネルを一元管理できる「cafe24 PRO」を通じて、事業者のマルチチャネル運営を支援している。商品情報の一括連携に加え、価格や配送条件のチャネル別設定、販促情報の確認機能などを備え、運営業務の効率化につなげる。

EC業界では、自社ECを軸に外部モールやマーケットプレイスへ販路を広げる動きが強まっている。販売機会を拡大できる一方で、チャネルごとに商品登録の形式や運営ルールが異なるため、現場の管理負担は増えやすい。こうした課題に対応する機能の整備が進んでいる。

自社ECの構築やコンテンツの高度化、検索エンジン最適化(SEO)は、ブランドの基礎体力を左右する要素とされる。ただ、自社ECは大手プラットフォームに比べて初期集客が難しく、一定規模の売り上げを確保するまで時間を要するケースも少なくない。

とりわけ負担が大きいのが商品登録業務だ。販路を増やすには、各チャネルの要件に個別対応しなければならない。画像の仕様、カテゴリ体系、入力項目、受注・配送・精算の流れがチャネルごとに異なるため、同じ内容の登録作業を何度も繰り返すことになる。

管理画面もチャネルごとに分かれている場合が多く、例えば5つのマーケットプレイスに同じ商品を出品する場合、類似した登録作業を5回行う必要がある。こうした重複業務は、いわゆる「コピペ地獄」とも呼ばれ、特に少人数で運営する事業者や個人事業者にとって、マルチチャネル展開の障壁になりやすい。

cafe24 PROでは、自社ECに登録した商品情報を連携先チャネルへ反映できる。商品を1回登録すれば、希望するマーケットプレイスへ自動連携され、修正時も自社EC側の情報を更新することで各チャネルに一括反映される仕組みだ。Cafe24は、マルチチャネル展開で発生しがちな重複入力や修正作業の削減に重点を置いたとしている。

現在、cafe24 PROは17の主要チャネルとの連携を支援している。対象は、Smart Store、Coupang、Gmarket、Auction、11番街、Lotte ON、SSG、Musinsa、Ably、Queenit、KakaoTalkストア、KakaoTalkギフト、AliExpress、Amazon米国、Amazon日本、eBay Japan、楽天。

チャネルごとの販売戦略を立てやすい点も特徴だ。事業者はチャネル別に販売価格を設定できるほか、値引きや上乗せのルールも個別に適用できる。Cafe24は、配送設定についてもチャネルごとにカスタマイズできるとしている。

販促運用を支援する機能も用意した。事業者は、11番街の「9900Wショップ」やLotte ONの「オンセール」など、各マーケットプレイスが実施するプロモーション情報をカレンダー形式で確認できる。プロモーションへの参加申請も可能で、Cafe24は、提携先マーケットプレイスでは企画展やディール、バナーなどの特別プロモーションも提供されるとしている。

Cafe24によると、先月時点でcafe24 PROを通じてマーケットプレイス連携を利用しているストア数は4500店を超え、連携商品数は126万点を上回った。

同社は、複数の販路を同時に展開することで、創業後に損益分岐点(BEP)を超えるまでの期間を短縮できるとみている。業界では、BEP到達までの期間は平均28.6カ月と推定されている。

Cafe24の関係者は「事業の成長は創業者の労働量を増やすだけでは成り立たない。cafe24 PROを通じて、1人企業でも数十のチャネルを一元的に運営できる環境を整えた」と述べた。

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