Metaが、スマートグラス向けに顔認識機能の導入を再検討していることが分かった。TechCrunchが2月13日(現地時間)、New York Timesの報道を引用して伝えた。
この機能は社内で「ネームタグ」と呼ばれており、装着者がAIアシスタントを通じて目の前の人物を識別し、関連情報を把握できるようにするものだという。
報道によると、Metaは昨年から同機能の安全性やプライバシー面を検討してきた。当初は、視覚障害者向けの会合で試験的に公開したうえで一般提供につなげる構想もあったが、実施には至らなかった。
その後、Metaは米国の政治的混乱によって批判が分散しやすい局面を、機能投入に有利な環境とみていたとされる。社内文書には、「市民団体の関心が別の論点に向いている時期が望ましい」との趣旨が盛り込まれていたという。
Metaは2021年にも、Ray-Banブランドのスマートグラスへの顔認識機能搭載を検討したが、技術的な制約や倫理面での論争を受けて計画を棚上げした。ただ、ドナルド・トランプ大統領がビッグテックとの関係強化を進める中で、同社はこの機能の推進を改めて模索しているという。
Metaは、AIを活用したセキュリティ強化や利用者の選択肢拡大を掲げ、反発の抑制を図る方針とされる。
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