KakaoBankは2月13日、同社の対話型AIサービスの累計利用者数が、提供開始から8カ月で300万人を突破したと発表した。1日平均で1万人超が新たに利用しており、金融生活の幅広い場面で活用が広がっているという。
同社は、利用拡大の背景として、サービスラインアップの継続的な拡充と利用しやすさの向上を挙げた。2025年5月にAI検索を導入して以降、AI金融計算機、AI送金、AIモイム総務などの対話型AIサービスを順次追加してきた。
とりわけ、送金やモイム通帳といった主要な金融サービスにAIを直接適用した点が差別化につながったとしている。KakaoBankによると、こうした取り組みは国内金融業界で初めてだという。
AI検索は、KakaoBankの商品情報から基礎的な金融知識までをAIが案内するサービス。AI金融計算機は、金利や為替など日常的な金融計算を支援する。
AI送金は、利用者の自然な言い回しによる依頼を認識し、送金を実行できる機能だ。AIモイム総務は、モイム通帳における会費の入金状況や支出を自動で整理する機能となっている。
年代別の利用比率は、20代以下が26.4%、30代が24.8%、40代が23.7%、50代以上が25.1%だった。年代による大きな偏りはみられず、幅広い世代で利用されていることがうかがえる。
サービス別ではAI検索の利用者が最も多く、累計265万人に達した。対話型AIサービス全体の利用者300万人のうち、約88%を占める。
主な利用例としては、相生ペイバックの利用先、2026年の経済政策、預金と積立預金の違いなど、生活に密着した金融情報に関する問い合わせが多かった。
KakaoBankは今後、社内業務から顧客向けサービスまでAI活用の範囲を広げ、「AI Native Bank」としての地位確立を目指す。2026年1〜3月期にはAI招待状サービスを新たに投入し、モイム活動を支援する機能を強化する予定だ。