KTは2月12日、春節連休に合わせ、ボイスフィッシングやスミッシングなどデジタル金融詐欺への対策を強化すると発表した。AIを活用した検知サービスの導入拡大に加え、リアルタイム監視や高齢者向けの予防教育にも取り組む。
同社は2025年7月、国内初の「AIボイスフィッシング検知サービス2.0」を商用化した。通話内容をリアルタイムで分析する文脈ベースの検知に加え、詐欺犯の音声を識別する話者認識、AIで加工された音声を見分けるディープボイス検知を組み合わせた、3段階の検知体制を運用している。
春節連休中は被害防止策の一環として、「Whowho」アプリを通じた案内メッセージを活用し、同検知サービス2.0のインストール促進キャンペーンを展開する。あわせて、すべてのAndroid利用者が導入できるアップグレード版も配布する予定だ。
スミッシング対策では、スパム迅速対応タスクフォース(TF)を運用する。
高齢者などに向けた現場での予防活動も並行して進める。春節を前に、ソウル市の鍾路老人総合福祉館で、高齢者を対象としたボイスフィッシング予防教育を実施した。
KTの代表的な社会貢献プログラム「ITサポーターズ」も参加し、事例を交えながら主な手口と対処法を紹介した。
KT AX革新支援本部のイ・ビョンム常務は「金融詐欺が横行しやすい時期に備え、AIセキュリティ技術と官民協力体制を総動員している」と説明した。その上で、「今後もデジタル安全を最優先に据え、顧客被害の予防に努める」と述べた。
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