香港当局が、暗号資産の証拠金取引とプロ投資家向け永久先物の制度整備に踏み切った。香港証券先物委員会(SFC)は、認可を受けたブローカーによる暗号資産の証拠金取引を認める新たなガイドラインを公表した。Cointelegraphが11日付で報じた。
新指針により、ライセンスを取得したブローカーは、証券マージン口座を保有する顧客に暗号資産を担保とした融資を提供できる。担保として認められるのは、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に限られる。
SFCはあわせて、暗号資産取引プラットフォームがプロ投資家向けに永久先物を提供できる枠組みも整えた。個人投資家は対象外となる。
また、ライセンスを持つプラットフォームについては、グループ会社によるマーケットメイクも認める。一方で、利益相反の防止やセキュリティ管理を強化し、市場の公正性を確保する方針だ。
SFCで仲介業務を統括するエリック・イップ氏は、「今回の政策は流動性の強化と市場の厚み向上に重点を置いている」と説明。「責任あるレバレッジを通じて、金融の安定を維持することが目標だ」と述べた。
著者について