暗号資産市場の低迷が続くなか、Coinbaseのブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)の資産がこの1年で大幅に縮小し、世界の富豪ランキングで順位を落とした。1年前に177億ドルだった資産は74億ドルまで減少し、15兆ウォン超相当が消失した格好だ。
ブロックチェーンメディアのCryptopolitanは11日、米経済誌Forbesの報道を引用し、ビットコインが昨年10月に12万6000ドルの高値を付けて以降、Coinbase株が50%超下落したと伝えた。アームストロングCEOの資産は、2026年に入ってからだけでも27%減少したという。
J.P.モルガンは同日、暗号資産市場の低迷とステーブルコイン発行の鈍化を理由に、Coinbaseの目標株価を27%引き下げた。こうした見方が投資家心理の重しになっている。
影響はアームストロング氏にとどまらない。暗号資産分析会社CoinGeckoによると、ビットコインは足元で12万6000ドルの高値から40%下落し、暗号資産市場全体の時価総額を2兆ドル押し下げた。
ビットコイン保有企業Strategyを率いるマイケル・セイラー氏の資産も34億ドルとなり、従来の約3分の2減少した。同氏が率いる企業の価値も62%下落した。
Binanceのチャンポン・ジャオ氏(CZ)は、ビットコインとBinance Coin(BNB)の保有資産が290億ドル超減少した。暗号資産取引所Geminiのウィンクルボス兄弟も、資産が82億ドルから19億ドルへ急減した。
Geminiは最近、従業員の4分の1を削減し、海外事業を縮小すると発表した。Galaxy Digitalのマイケル・ノボグラッツCEOの資産も、昨年10月以降で66%減少した。
Coinbaseの第4四半期決算発表を控え、市場の期待もやや後退している。J.P.モルガンのケン・ワシントン氏は、同社の目標株価を従来の399ドルから290ドルに引き下げ、EBITDA予想も8億100万ドルから7億3400万ドルへ下方修正した。
同氏は、ステーブルコイン収益が3億1200万ドルにとどまり、サブスクリプション・サービス売上高も6億7000万ドルと、会社見通しを下回る可能性があるとみている。Barclaysのベンジャミン・バディッシュ氏も、個人取引の減少とブロックチェーン関連収益の鈍化を理由に、Coinbaseの業績が市場予想を約10%下回ると予想した。