KakaoGamesは2月11日、2025年12月期の連結業績を発表し、2026年は下期に大型新作を相次いで投入して収益改善を進める方針を示した。グローバル展開とPC・コンソール領域の強化を成長戦略の柱に据える。
2025年12月期の連結売上高は4650億ウォン、営業損失は396億ウォンだった。売上高は前期比25.9%減となり、営業損益は赤字に転落した。2025年第4四半期の売上高は989億ウォンで、前年同期比25.8%減。営業損失は131億ウォンだった。
同日のカンファレンスコールで、チョ・ヨンミン最高財務責任者(CFO)は、2025年について「事業の選択と集中を通じてポートフォリオを見直し、財務体質を強化した1年だった」と説明した。その上で2026年は、費用抑制を続けながら、第3四半期以降に大型新作の業績寄与を本格化させ、下期の収益性改善を加速させる考えを示した。
2026年の中核戦略は、グローバル市場向けのPC・コンソール展開の拡大にある。上期は各タイトルの完成度向上と市場検証に注力し、第3四半期から主力タイトルを順次投入する計画だ。
第1四半期には、SM Entertainmentの知的財産(IP)を活用したモバイルカジュアルゲーム「SMiniz」を投入する。第2四半期には、戦略RPG「Dungeon Arise」をグローバル市場に投入する予定だ。
業績反転のカギを握る大型新作は、第3四半期から本格的に投入する。主力IP「オーディン」を継承する「OdinQ」は計画を見直し、台湾と日本を含むグローバル向けワンビルドで第3四半期に発売する。
ハン・サンウ代表は、「単一タイトルの初期興行を最大化し、MMORPG特有の大規模競争コンテンツを安定運営できるよう、グローバル向けワンビルドでの展開を決めた」と説明した。あわせて、2.5D MMORPG「Project OQ」も第3四半期の発売を目標とする。
第4四半期には、「ArcheAge」IPを基盤とする大型新作「ArcheAge Chronicle」を投入する。PC・コンソール向けに展開する同作は、上期に外部テストを実施し、完成度を高める計画だ。2027年第1四半期には、欧米市場を狙うPC・コンソール向けアクションRPG「Chrono Odyssey」の発売も予定している。
PCゲーム部門では、「Path of Exile 2」や「The Cube, Savers」などがラインアップを支える。チョCFOは、グローバル向けのPC・コンソール案件について「テストを通じて発売までの主要情報を段階的に公開し、投入スピードを高める」と述べた。
費用面では、「選択と集中」の方針を維持する。人件費は2025年第4四半期の水準から5%前後の増加に抑え、マーケティング費は年間売上高の10%前後で管理する方針だ。一方で、新作投入が集中する局面ではマーケティング費を機動的に投下し、成果の最大化を図る。
ハン代表は、中長期の成長ドライバーとしてAI活用も挙げた。「AI技術の進展は2〜3年以内に産業構造へ大きな変化をもたらす」とした上で、「開発効率の向上に加え、マーケティングや意思決定などサービス全般へのAI適用に向け、組織面と技術面の両面で準備を進めている」と述べた。
その上でハン代表は、「これまで進めてきた構造改革を土台に、準備中の新作を順次市場に投入する」とし、「自社IPの拡張にとどまらず、プラットフォーム、ジャンル、地域を多様化した良質な新作で業績のターンアラウンドを実現したい」と語った。