ITCENENTECは11日、金融ITを手がけるGJTECと、金融向け「責務構造図管理ソリューション」の提供契約を締結したと発表した。GJTECが持つ約400社の金融顧客に対し、同社の自社開発ソリューションをSaaS型で提供し、内部統制の高度化を支援する。
今回の契約は、両社が2025年11月に締結した基本合意書(LOA)に基づく具体的な取り組みとなる。ITCENENTECは、責務構造図管理ソリューションをGJTECの顧客基盤へ本格展開する。
GJTECは、資産運用会社や投資一任・助言会社向けのERPプラットフォーム「theHI」を展開している。今回の協業により、顧客企業に対して、より高度な内部統制環境を提供できるとしている。
責務構造図管理システムは、金融会社のガバナンス関連法令に対応し、役員による内部統制管理責任の履行と点検を体系的に支援するソリューションだ。
ITCENENTECは今回の契約を機に、銀行、貯蓄銀行、キャピタル、新技術事業金融会社などを含む金融業界全体への展開拡大を進める方針だ。
ITCENENTEC金融事業部の関係者は「GJTECとの協業を通じて、幅広い顧客基盤向けに差別化したサービスを提供できる」とコメントした。あわせて、「ARR(年間経常収益)を軸とする事業ポートフォリオを強化し、今後はITCENグループのAgentic AI技術も組み込みながら、より高度な金融ガバナンスソリューションを提供していく」と述べた。
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