SecurityPlatformは2月11日、エッジデバイス向けに最適化した軽量の耐量子暗号(PQC)技術「MicroPQC」をオープンソースとして公開した。
同社によると、従来のPQCは演算構造が複雑で、高性能CPUを前提とするケースが多かった。これに対しMicroPQCは軽量化を進め、演算資源が限られるマイクロコントローラ(MCU)環境でも安定して動作するよう設計したという。
対応するのは、米国立標準技術研究所(NIST)のPQC標準アルゴリズム4種類と、韓国のKpqC標準アルゴリズム4種類の計8つ。ソースコードはGitHubで公開している。
今後はMicroPQCを通じて、ドローンやロボット、自動運転車、スマート家電など、セキュリティが重要なエッジデバイス向けの適用範囲を広げる方針だ。量子コンピューティング時代を見据え、対応プロセッサも継続的に拡大していくとしている。
今回の公開を足掛かりに、年内にPQC関連の追加開発を終える計画。自社のホームネットワーク向け網分離、IPカメラ、スマートメーター、兵器システム向けセキュリティ製品群にPQC技術を全面適用する予定だ。
ファン・スイク代表は「量子コンピューティング時代に備える企業が、現場でPQCを速やかに導入できるよう、多様なエッジデバイスでの活用事例を確保していく」とコメントした。
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