NHNは、キャラクター収集型RPG「Abyssdia」を今月配信する。これに先立ち、同社は10日に京畿道・板橋の本社で記者懇談会を開き、作品の差別化戦略や運営方針を明らかにした。
登壇したのは、開発元Ring Gamesのキム・ウォンジュPD、キム・テホン開発事業室長、NHNのチョン・ジュンジェゲーム事業室長の3人。キャラクターを軸にした物語と、リアルタイムで連携する戦闘システムを本作の柱として打ち出した。
キム・ウォンジュPDは、本作について「世界を“調律”する独自の世界観、美少女バンガードキャラクター、4人連携アクションがかみ合う構成が核になる」と説明した。
舞台となるのは、次元の亀裂「Abyss Slit」に脅かされた世界だ。主人公の「調律師」はAbyss Slitを浄化し、無尽蔵の資源である「Abyss Matter」を生成しながら、美少女キャラクターたちと冒険を繰り広げる。
サービス開始時点では、計20人の美少女バンガードキャラクターが登場する。各キャラクターは単なる仲間ではなく、「Astera Company」や「Blooming Rose Company」など、それぞれ異なる所属や目的を持つ存在として描かれる。日本の著名声優陣がフルボイスで参加し、没入感を高めたという。
戦闘の中核となるのは、4人のキャラクターが同時に出撃する「4人共闘」システムだ。キムPDは「単純な交代制ではなく、敵の行動パターンに応じて即座にスキルをつないでいく操作感がある」としたうえで、「スイッチングと連携が戦況を左右する、戦略性の高いアクションに仕上げた」と強調した。
見どころとなる必殺連携が「ハーモニックストライク」だ。4人のスキルを連続してつなぎ、チェーンを完成させることで、専用カットシーンとともに強力な究極技が発動する。
このほか、ボスレイド形式の対戦コンテンツ「Abyss Invader」、限界突破を目指す「Infinity Abyss」などの戦闘系コンテンツも用意した。キャラクターと食事を楽しみながら交流する「一緒に食べよう」も実装し、戦闘以外の癒やしや没入要素として訴求する。
懇談会では、市場競争が激しいなかでの生存戦略や運営方針についても説明した。キム・テホン室長は「最大の強みは独自のゲーム性にある」と述べ、「リアルタイムで戦況が変わるタグアクションの面白さが差別化につながる」と話した。
ビジネスモデルについては、キム室長が「ユーザーが合理的だと感じ、無理なく楽しめる水準を目指した」と説明。チョン室長も「短期的な売り上げよりも長期運営を重視し、双方が納得できる形を追求する」と述べた。
プレイ負担の軽減も前面に出した。1日にこなすべきデイリー要素は約10分で終えられる設計とし、反復コンテンツは「掃討」機能で即時処理できるようにした。手動操作が必要な主要コンテンツも、1プレイ3分以内に収まるよう設計したという。モバイル操作の負担を抑えるため、PCクライアントも同時に提供する。
アップデートは短い周期で実施する方針だ。日本向け先行コンテンツを早期に展開するため、3月の初回アップデート以降は、2週間ごとに新規コンテンツと新キャラクターを追加する計画としている。
チョン室長は「Abyssdiaは、キャラクター一人一人が独立した物語を持ち、その積み重ねで世界観が広がっていくゲームだ」と述べ、「ユーザーとともに育てる長期サービスを目指す」と強調した。