画像=Reve AI

Ethereum(ETH)は2月初旬に1740ドルまで下落した後、約23%反発した。ただ、足元の戻りは力強さを欠いており、市場では下落再開への警戒感がくすぶっている。チャート形状やオンチェーン指標、売買高の動きを総合すると、明確な買いシグナルはなお確認できていない。

BeInCryptoが9日(現地時間)に報じたところによると、Ethereumは2月5日の日足で主要な下落パターンを完成させ、想定下値の1740ドル近辺まで下落した。翌6日に1740ドルで安値を付けた後は反発に転じたが、上昇を裏付けるモメンタムや出来高の改善は限定的だった。

相対力指数(RSI)は切り上がったものの、価格の戻りは鈍く、弱気ダイバージェンスが発生した。短期モメンタムには改善の兆しがある一方、売り圧力が依然として残っていることを示唆しているという。

12時間足では、下落トレンド継続を示す典型的な「弱気フラッグ」が形成されつつある。急落後の戻りは上昇チャネル内にとどまっている一方、オンバランスボリューム(OBV)は価格上昇に追随できず、弱含みの状態が続く。出来高の減少が続けば、追加下落の可能性が高まるとの分析だ。

オンチェーンデータからも、今回の反発を主導しているのが長期保有者ではなく短期トレーダーである構図が浮かぶ。短期保有者の純未実現損益率(NUPL)は、1740ドルの安値を付けた局面でマイナス0.72まで低下した後、マイナス0.47近辺まで急速に回復した。ただ、この動きは過去の一時的な底入れ局面に近いとみられている。

実際、強い底が形成されたとされる2025年4月には、NUPLがマイナス0.80近辺まで一段と低下した後に反発が始まった。当時のEthereum価格は約1470ドルだった。

長期保有者の姿勢もなお弱気だ。155日超保有する投資家の純ポジション変化を見ると、2月初旬以降は売りが拡大しており、純売り規模は4日間で約80%増加した。長期投資家が足元の価格帯に十分な確信を持てていないことを示している。

テクニカル面では、Ethereumが安定を取り戻すには2150ドルのレジスタンス回復が必要で、弱気構造を完全に打ち消すには2780ドル超への回復が条件になるとの見方が示された。反対に、1990ドルを下回る日足終値が続けば戻りは一段と弱まり、フィボナッチサポートの1750ドルを割り込めば1500ドル、弱気フラッグを下放れた場合には1000ドルまで下落する可能性もあるという。

足元の市場では、出来高不足、長期保有者の売り継続、短期トレーダー主導の反発という3つの警戒材料が同時に意識されている。この構図が変わらない限り、足元の反発だけで下落リスクが解消したとみるのは難しいとの見方が優勢だ。

キーワード

#Ethereum #ETH #暗号資産 #RSI #オンチェーン #出来高 #OBV #弱気フラッグ #NUPL
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.