国家人工知能(AI)戦略委員会は10日の閣議で、「大韓民国AI行動計画」の策定状況を報告した。計画は99の実行課題と326の政策勧告で構成する国家レベルのAI実行戦略で、AI分野で世界3強入りを目指す方針を盛り込んだ。
同計画は、「AI革新エコシステムの構築」「国家全体のAI基盤の大転換」「グローバルなAI基本社会への貢献」を3大政策軸に据える。委員会は、各界の意見を幅広く集約したうえで計画を取りまとめたとしている。
全体は3大政策軸と12の戦略分野で構成する。委員会はこの日の報告で、「AI革新エコシステムの構築」に関して、AI企業とクリエイターの共生、予防重視のセキュリティ体制への転換、国家AI政策とデータ政策の連携・協業強化を主要課題として示した。
「国家全体のAI基盤の大転換」では、国民向けサービスと政府業務の進め方の見直し、福祉分野における申請主義からの転換、国防分野のAX加速を重点課題に挙げた。
また、「グローバルなAI基本社会への貢献」では、AIの恩恵を国民が幅広く享受できるよう、社会的な議論を経て、2026年10~12月期までにAI基本社会推進計画を策定する方針を示した。
今後、委員会は99の実行課題を盛り込んだAI行動計画を最終確定し、第2回全体会議で議決する予定だ。計画確定後は、各省庁の課題履行状況を点検し、国民が体感できる成果の創出につなげる。
イム・ムニョン副委員長は「今回の閣議報告によって、AI行動計画が各省庁が同じ方向性の下で推進する国家戦略であることが明確になった」と述べた。そのうえで、「委員会は国家AI政策のコントロールタワーとして、計画の最終策定と実効的な履行に向け、積極的に支援と調整を進める」と強調した。