写真=ABB

ABBは2月10日、分散制御システム(DCS)の新版「ABB Ability System 800xA 7.0」を発表した。産業現場で運転を止めずにモダナイゼーションを支援し、次世代オートメーションへの移行を後押しする。

同社によると、System 800xA 7.0では長期サポート(LTS)を採用し、既存設備と新規プロジェクトの双方で見通しの立てやすい運用環境を提供する。あわせて、幅広いWindows OSとの互換性を確保し、対応する仮想化プラットフォームも拡充した。

また、ABBが最近発表した「Automation Extended」を初採用したDCSでもある。プロセスやシステムの監視・最適化に向けたデジタル技術を、段階的に導入できるようにする。

アーキテクチャ面では、「関心領域の分離(Separation of Concerns)」を採用し、制御環境とセキュアなデジタル環境を明確に切り分けた。これにより、ミッションクリティカルな制御レイヤーの安定運用を確保しながら、システム性能のモニタリング、高度分析、AIベースの意思決定支援アプリケーションを導入できるとしている。

ABBオートメーション技術部門で上級副社長を務めるStefan Basenach氏は、「System 800xA 7.0は、事業継続性を維持しながらイノベーションを取り込むうえで重要なマイルストーンだ」とコメントした。

そのうえで、「顧客は、既設資産の価値を守りつつ、自社のペースでモダナイゼーションを進められる柔軟性を求めてきた。Version 7.0では、堅牢性と将来対応力を兼ね備えたプラットフォームを提供する。中核となる制御機能を強化するとともに、Automation Extendedを通じて次世代のデジタル技術を運転停止なしで段階的に導入できる」と述べた。

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