ステーブルコイン「USDT」のイメージ写真=Shutterstock

Tetherは、ステーブルコイン事業で生み出した収益を人材採用や技術開発、戦略投資に振り向け、事業拡大を加速する。今後18カ月で、エンジニアを中心に150人を追加採用する計画だ。

The Blockによると、同社の従業員数は現在約300人。追加採用ではエンジニア職が中心となる一方、非エンジニア職の採用も進めている。対象には、イタリアのAI映像制作者、アラブ首長国連邦(UAE)のベンチャーアソシエート、ガーナとブラジルの規制分野の専門人材などが含まれるという。

採用拡大の背景には、USDTの利用拡大がある。USDTの時価総額は、この1年で1400億ドルから1850億ドルへ増加した。パオロ・アルドイノCEOは、エルサルバドルで開かれたカンファレンスで、金融、通信、エネルギーを横断する「フリーダム・テック・スタック」構想を打ち出した。

投資対象も広がっている。ポートフォリオには、南米の農業分野のほか、イタリアのサッカークラブ「ユベントス」、ロボット、衛星、AI関連技術などが含まれる。中でも、動画共有プラットフォームのRumbleには7億7500万ドルを投資した。さらに最近では、非カストディアル型の暗号資産ウォレットを動画ストリーミングプラットフォームに直接統合したという。

Tetherは米国外での規制対応基盤の整備も進めており、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)での展開も強めている。金属市場にも1億5000万ドルを投じ、デジタル資産の活用領域を実体経済へ広げる考えだ。米国内の暗号資産インフラ強化に向けては、Anchorage Digitalにも1億ドルを投資した。

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